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建築好きは日光付近に行くならここに行くべし

 

栃木県の日光市と言えば日光東照宮華厳の滝が有名ですが、それ以外にもさまざまなスポットがあります。

今回は私がオススメしたい3ヶ所を紹介いたしますので、日光付近の観光に行く予定の方は是非こちらにも訪れてみてはいかがでしょうか?

 

 

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大谷石地下採掘場跡

宇都宮市大谷で採掘される 大谷石 おおやいし *と呼ばれる石材の採掘場跡地です。

*大谷石
 特徴は多孔質であること……つまりたくさんの穴が空いている石です。軽い。
 蔵の壁には漆喰が用いられるのが一般的ですが、大谷地域の蔵では大谷石を用いています。

跡地と言っても巨大な地下空洞。

日々の生活では味わえない、非日常的な空間を体験できます。

大谷石地下採掘場跡 見上げの画像

 

ツルハシを使って手掘りしていた採掘跡から
産業革命後に導入された機械の採掘跡まで、
昔の途方もない苦労や産業革命の偉大さなどが感じられることでしょう。

大谷石地下採掘場跡 壁1の画像
大谷石地下採掘場跡 壁2の画像

 

もし歴史や採掘に興味がなくても問題ありません。

なぜなら、地下へと続く階段を降りていった先には、ゲームにでてくるダンジョンのような世界が待ち受けているのですから。

大谷石地下採掘場跡 入口の画像

 

多少のアートや演出もありますので、そういったものが好きな人は更に楽しめるかもしれません。

 

 ▼公式HP▼

 

――石材関連でひとつ。

東京2020オリンピックの競技場を設計した建築家
隈研吾氏が設計した石の美術館もオススメです。

※こちらも栃木県内ではありますが場所が離れています。

 

 

日光田母沢御用邸記念公園

田母沢御用邸 たもざわごようてい と整備された公園は国指定の重要文化財の一つです。

皇太子のころの大正天皇のご静養のために造園されました。

日光田母沢御用邸記念公園 外観の画像

 

公園内にある建物は江戸→明治→大正と複数回の増築の末に今の形となったため、さまざまな建築様式を見ることができます。

日光田母沢御用邸記念公園 マップの画像

 

また、見学をしているうちに当時の皇室文化や時代背景、生活の一片を感じ取れると思います。一例としては、諸外国からの来客に応対するため玉突き(ビリヤード)を嗜んでいたとか。

日光田母沢御用邸記念公園 御玉突所の画像

 

マニアックな話になりますが、私的に関心を惹かれたのは隠れていた雨戸です。普通はガラス戸の脇に造り付けされているのですが、増築の関係か、建物の中に収められていました。万が一それ気になるという方がいらしましたら、中庭を観察してみてください。いずれかにありますので。

 

御座所まわりは気付きづらい小さな工夫(気遣い?)がなされた設計です。スタッフの方から話を聴いてみましょう。すると、ただ豪華そうなだけの廊下も、廊下以上の意義があることが分かり、見て回るのがとても面白く感じられることでしょう。

日光田母沢御用邸記念公園 廊下の画像

 

邸内では歴史や文化を楽しみ、庭園では四季折々の風景を楽しむ

少しだけ気品と文化あふれる観光がしたい方にはオススメの場所です。

 

 ▼公式HP▼

 

 

イタリア大使館別荘記念公園

著名な建築家であるアントニン・レーモンドが手掛けた旧イタリア大使館別荘がある記念公園です。

外壁は木板と樹木の表皮(←これ好き)で交互に仕上げられ、層のあるチョコレートケーキのようにも見えます。可愛げがありますね。

イタリア大使館別荘記念公園 外観1の画像

 

外観は周辺環境にとても馴染んでいます。
木を隠すなら森の中と言いますが、樹木の中に樹皮の家があるときはなんと言えば良いのでしょう?

イタリア大使館別荘記念公園 外観2の画像

 

水が澄んでいる中禅寺湖を望むロケーションであるのも素晴らしいです。さすがは大使館の別荘地。
なお、下の写真は別荘とは別地点から撮影したものです。中禅寺湖のPRにはこっちの方が良さそうだと思いまして。

中禅寺湖の画像

 

内装は木の温かみを全面に押し出していて、外壁と同じく杉皮と竹を用いています。幾何学模様で強調していることについては、良くも悪くも別荘という用途でなければ許されない設計だと思います。

イタリア大使館別荘記念公園 内観2の画像

 

異国情緒あふれながらも、
どこか日本家屋のような趣きも感じる不思議な建物。

華厳の滝を見たついでに寄ってみてはいかがでしょう。

 

 ▼公式HP▼ 

イタリア大使館別荘記念公園
https://www.nikko-nsm.co.jp/italy.html

 

これにて紹介は終了です。

詳細情報はそれぞれの公式ホームページで確認してみてください。

それでは、良い旅を――

 

以上、『建築好きは日光付近に行くならここに行くべし』でした。

 

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