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読書感想文に最適な図書とは?

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作文や感想文が苦手な子供にとって、夏休みの読書感想文は非常にいらだたしい存在でした。なぜなら私がそういう子供でしたから。宿題効率厨だった私は、図書の選出にこだわりました。

 

理想とすべきは……

  1. 短時間で読めて
  2. 考え込まなくても書ける

そのような本です。
具体例を挙げてみましょう。

 

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短編作品


私は小学校高学年の頃に宮沢賢治の「注文の多い料理店」で書いたことがあります。

 

「最初は普通に読んでいましたが、パウダー(小麦粉?)をまぶすシーンでさすがにおかしいと気づきました。」とか、


「本の題名からお客さんが多い人気店なのかと思っていましたので、読み終えたらその本当の意味がわかって怖くなりました。」とか。

 

 

短編作品はその性質から、起承転結がハッキリとしていることが多く、テーマも単純明快であることが多いです。また、人物の心理描写のような繊細な表現が少ないことも特徴的です。

 

つまり、読みやすく、反応がしやすい。

 

あとはとにかく短いことですね。
短ければ「このシーンなら感想を書ける!」という候補が少ないです。

 

つまり、選ぶ(考える)作業が不要です。

 

 

どの短編作品を選べばいいのか分からない場合は、短編作品がいくつかまとまった短編集が良いです。


一つ目を読んでダメだと思っても、候補はたくさんありますので。
また、残った候補は来年に使うこともできます。楽ちん。

 

注文の多い料理店-宮沢賢治童話集1-(新装版) (講談社青い鳥文庫)

注文の多い料理店-宮沢賢治童話集1-(新装版) (講談社青い鳥文庫)

 

 

絵本


私は「ボロ」や「みどりのしっぽのねずみ」で書いたことがあります。

 

絵本を題材にしてもいいのは小学校低学年まで?


そんなことはないです。


ダメな決まりはありませんし、誰も怒りません。

 

 

絵本の良さの1つは、当然ながら短いこと


あとは往々にして道徳性が重視されているので、自然と感想が出やすいこと


「犬にひどいことをしてはいけないと言うことがとてもよく分かった。」とか。

 


何を選べばいいのか分からない場合は、読んだことのある絵本から選んでしまうのがてっとり早いです。


幼少期に絵本をまったく読まずに育った人は少ないでしょうから。
内容は何となく覚えているので選出が楽です。

 

みどりのしっぽのねずみ―かめんにとりつかれたねずみのはなし

みどりのしっぽのねずみ―かめんにとりつかれたねずみのはなし

 

 

×児童文学


児童文学はNG

 

「推薦図書に上がるような児童文学ならば、むしろ理想的ではないのか?」と思われるかもしれませんが、それは書ける人間や大人の押しつけです。(とは言え、推薦図書に強制力や縛りはありませんので、あくまで感想文が苦手な子供が「嫌だなぁ」という気持ちになるだけですが。)

 

私はエルマーの冒険やチョコレート戦争、ハリーポッターなどが好きでしたが、それで読書感想文を書けるかと問われれば「絶対に書けない!」と答えた自信があります。

 

だって長いんですよ?

 

ただ、既に読んだことがあれば「あり」かもしれません。


どこをピックアップして書くかが悩みどころになりそうなので、効率厨としてはお断りですけれど。

 

以上、『読書感想文に最適な図書とは?』でした。

 

これだけ読書感想文を嫌っていた子供が大人になってから小説を書いているのですから、人間って面白いですよね……本当に。

 

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